アメリカ本土から韓国へ ペットを連れて行く
韓国には到着後の待機期間がありません。そのかわり到着時の検疫でマイクロチップと狂犬病の抗体価を確認し、条件が確認できればその場で連れて帰れます。アメリカ本土は狂犬病の発生地域のため抗体価検査が要となり、接種から採血までに最低30日が必要です。
公式基準の確認日: 2026-08-27
まず要点だけ
- 待機期間なし(条件が確認できれば到着当日に放流)
- 狂犬病ワクチン1回 · マイクロチップ装着後
- 抗体価の基準0.5 IU/mL以上
- 採血の時期接種から30日以上 · 韓国到着前24か月以内
- マイクロチップISO 11784/11785 · 接種より先に
- 検疫証明書USDA公認獣医師が発行 + APHIS裏書
準備の順番
順番が重要です。マイクロチップより前の接種は認められず、接種から30日が経っていない採血も認められません。どこか一つが崩れると、その地点からやり直しになります。
マイクロチップの装着
最初にISO 11784/11785規格のマイクロチップを装着します。狂犬病ワクチンより先である必要があり、チップ番号は後で受け取る検疫証明書に記載されます。
狂犬病ワクチン接種
チップ装着後韓国が求めるのは1回の接種で、2回目は求められていません。到着時点で有効期間が残っている必要があるため、接種証明書の有効期間を確認しておいてください。証明書は英文での発行がおすすめです。
マイクロチップより前に受けた接種は認められません。日付を入れると、順序が合っているかをアプリが確認します。 アプリで確認 →
抗体価検査(採血)
接種から30日以上接種日から30日以上あけて採血します。結果が0.5 IU/mL以上であること、採血日が韓国到着前24か月以内であることが必要です。検査機関が到着国で認められるところかどうかを、採血前に確認しておくと安心です。
抗体価検査が必要かどうかは出生地によって変わります。アプリで出生国を選ぶとすぐ分かります。 アプリで確認 →
健康診断書の発行
出国前USDA公認獣医師(Accredited Veterinarian)に健康診断書を発行してもらいます。証明書にはマイクロチップ番号と狂犬病抗体検査の結果(0.5 IU/mL以上・生後90日以上が対象)の記載が必要です。
USDA APHISの裏書
出国前発行された健康診断書にUSDA APHISの政府裏書(承認印)を受けます。韓国が求めるのは「出国前に政府機関が発行した検疫証明書」であり、裏書を受けてはじめてこの条件を満たします。裏書の手続きには時間がかかるため、出国日程に余裕をもって進めてください。
出国 · 韓国到着時の検疫
到着当日仁川空港などの到着地で農林畜産検疫本部(APQA)の輸入検疫を受けます。マイクロチップと抗体価(0.5 IU/mL以上)が確認できれば、当日空港で放流されます。抗体価が確認できない、または基準に届かない場合は、最大90日の延長検疫の対象になることがあります。
入国当日に持参する書類
- 検疫証明書(USDA公認獣医師が発行 + USDA APHIS裏書)
- マイクロチップの識別証明(番号が検疫証明書に記載)
- 狂犬病ワクチン接種証明書(英文)
- 抗体価検査の結果(0.5 IU/mL以上、英文)
よくある質問
韓国には待機期間がないというのは本当ですか?
はい。日本の180日や、ハワイ・グアムのように採血後に日数を待つ規定はありません。ただし接種から採血まで30日が必要で、結果が出るまでにも時間がかかるため、実際には1か月以上前から準備を始めるほうが安心です。
抗体価が0.5 IU/mL未満でした。
基準に届かない場合、到着時の検疫で延長検疫(最大90日)の対象になることがあります。再接種のうえで改めて採血するのが一般的な対応で、その際も「接種から30日以上」の間隔をあらためて満たす必要があります。具体的な再検査の日程は獣医師、そして農林畜産検疫本部にご相談ください。
子犬ですが、抗体価検査は必ず必要ですか?
韓国では生後90日未満の犬・猫を狂犬病抗体価検査の基準の適用対象外としています。ただし生後90日以上になると基準が適用されるため、到着時点の月齢で判断する必要があります。幼い場合は航空会社の最低搭乗月齢もあわせてご確認ください。
検疫証明書はいつ受け取ればよいですか?
韓国が求めているのは「出国前に政府機関が発行した検疫証明書」で、発行時期を何日以内と定めてはいません。ただし健康状態を証明する書類であること、APHISの裏書にも時間がかかることを考えると、出国日程に合わせて余裕をもって進めるほうが安心です。
猫も同じ手続きですか?
はい。マイクロチップ、狂犬病ワクチン、抗体価検査、検疫証明書まで犬と同じです。到着時の検疫の放流条件も同じです。
複数の子を一緒に連れて行けますか?
犬・猫を10頭以上持ち込む場合は、農林畜産検疫本部に事前申告書を提出し、動物検疫施設の使用について事前承認を受ける必要があります。9頭以下の個人の持ち込みには適用されません。
出典 · 確認日
- 農林畜産検疫本部(APQA) — ペット検疫案内 · 2026-07-25
- 農林畜産検疫本部(APQA) — 国別の犬・猫の輸入条件 · 2026-08-27
- USDA APHIS — Pet Travel · 2026-07-17
このガイドは、公開されている公式基準をもとにまとめた参考情報です。最終的な判断は農林畜産検疫本部、USDA APHIS、ご利用の航空会社によるものであり、規定の改定や現地の状況により実際の手続きが異なる場合があります。出発前に必ず当局と航空会社に直接ご確認ください。
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